製品の製作過程(曲げの重合接着)
曲げの重合接着
ここでは、ある機械の部品となるアクリル製品の製作過程をご紹介します。
仕上がりサイズ/直径1690㍉ 板厚51㍉ 高さ150㍉
アクリル板の曲げ
完成寸法より大きめにカットした厚さ80ミリの板を電気炉に入れます。設定温度は、165度です。
軟化したアクリルを木型に収めます。
重合接着
今回は、3分割ですので曲げた3つの板を接着します。
3つの板を重合接着をした後に熱処理を施し形になってきました。
切削加工
接着をされた物は、仕上がり寸法より大きいために切削加工して仕上げます。
寸法精度の必要のない製品は、曲げ加工と接着、研磨だけで終了ですが この製品は、機械部品となるためにある程度の精度が必要なために予め大きく作り切削して精度を出します。
上面、下面、上面のOリング溝、ねじ切り加工の次は、側面の切削に入ります。
切削完了です。
磨き(研磨)作業
切削により曇った製品を研磨して透明にして完成です。